日々悩めるある大学生の記録

とある大学生が日々思ってることや伝えたいことを色んな人との交流を目的に書くブログです。

【書評】幸せになる勇気

こんにちは、シイです!

 

いきなりだと宗教の勧誘っぽくなっちゃうのですが(笑)最近アドラー心理学は理にかなっているなあと感じることが多々あるので、『嫌われる勇気』の二部作目という位置付けである『幸せになる勇気』(岸見一郎、古賀史健著、ダイヤモンド社、2016)について今回は紹介したいなあと思います。

 

『嫌われる勇気』についての書評はこちら↓ 人間関係に悩んでいる人ぜひ読んでみてください!

www.sii-mamabu.com

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前作『嫌われる勇気』はアドラー心理学の存在を知り、アドラーの思想を概観するための、いわば「地図」のような一冊でした。(中略)他方、本書『幸せになる勇気』は、アドラーの思想を実践し、幸福なる生を歩んでいくための「コンパス」となる一冊です。(p290)

 

この本は、アドラーの思想を理解し教師となった青年がその思想を教室に持ち込んだところ学級崩壊に近い形となってしまい、激昂しながら哲人の書斎を再び訪れるところからスタートします。

 

青年は憤ります。アドラーの思想は理想論でしかなく現実に適応できるものではないと。しかし哲人は冷静に説きます。アドラー心理学は道徳ではなく実践可能な態度なのだと。

 

以下対話が続き、対人関係の一歩を踏み出す具体的な方法や、「自立」「幸福」の定義、そのための手段などに関して話は広がっていきます。

 

一番印象に残った部分を紹介しましょう。教室運営がうまくいかないと苛立ちをぶつける青年に哲人はある三角柱を見せます。青年からは三面あるうちの二面しか見えません。一面には「悪いあの人」もう一面には「かわいそうなわたし」と書かれていました。

 

哲人は言います。カウンセリングの時に人々が語るのはこのいずれかであると、しかし語り合うべきなのはそこにはなく残された一面に書かれていることだと。青年が残りの一面を見ます。そして詰まりながら言います「これからどうするか」と。

f:id:hibinayamuarudaigakuseinokiroku:20190617194607j:plainこれはけだし真理でしょう。私たちは友達に対して何かの愚痴を言う時、こんなことを言ってしまっているはずです。「先生の授業が下手すぎて(悪いあの人)成績が全然あがらない(かわいそうなわたし)」「上司が本当に使えなさすぎて(悪いあの人)大変なんだよねえ(かわいそうなわたし)」「サークルにすぐ仕切りたがる子がいて(悪いあの人)仕事量が増えるんだよね(かわいそうなわたし)」

 

本当にわたしたちの周りにはこう言った言葉が溢れています。しかしこれを語り合うことは一時的な心の慰みにはなったとしても、問題の本質的な解決にはならないのです。何も現時点から進展していくことはないのです。

 

であるならば、やはり与えられたものを嘆くのではなく、与えられたものをどう使うかに専念すべきなのでしょう。自分の「ものの見方」はいくらでも変えることができるのです。現状を悲観するのではなく、現状を少しでもよくするために頭を働かせることもできるのです。

 

アドラー心理学は厳しく、実現をしていくのは困難だと本当に思います。しかしその思想を知り少しでも実践していこうとすることも大事であると。その意味で今の自分の気持ちを少しでもこの記事で共有できたのなら幸いです。

本日も読んでいただきありがとうございました。それではまた!