日々悩めるある大学生の記録

とある大学生が日々思ってることや伝えたいことを色んな人との交流を目的に書くブログです。

【書評】もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら 三つの革命的ポイント

こんにちは、シイです!

 

「自分が監督するべき組織がうまく回ってない」

「売れる本を出版したい」

「本の内容を実践するのは難しい…」

それぞれ全く関係のない悩みに見えますよね?

こうした一貫性のない悩みに答える本を見つけてしまいました!

 

その名も『もしも高校野球の女子マネージャーが

ドラッカーの『マネジメント』を読んだら』(岩崎夏海著,ダイヤモンド社著,2009)

通称『もしドラ』です!

 

「いや、またまた宣伝するまでもない有名な本を〜」

と思われる方もたくさんいらっしゃると思います。

漫画、アニメ、映画化までされた大作ですしね〜。

しかも2011年にはオリコン本ランキングBOOK(総合)部門の

歴代首位作品に躍り出ています。

 

いったいこの本は、なぜここまでヒットしたのでしょうか?

今回は本書の魅力の紹介と共に

そういった問いに対しても三つの観点から分析していきたいと思います!

 

 

タイトル

まず一点目のポイントはタイトルです。

www.sii-mamabu.com

↑この本の中でも紹介されているある技法が使われています。

それは対義結合です!

対義結合とは、それぞれは平凡な言葉でも、

普段組み合わされない言葉同士を掛け合わせると

化学反応を起こして、

意外性のある強いフレーズになることを指します。

 

今回で言えば「高校野球の女子マネージャー」という

青春・可愛らしいといったイメージがする言葉と

『マネジメント』といった

管理職・真面目といったイメージがする言葉の

組み合わせによって強いインパクトが与えれているのです。

 

入門書として十分な内容

二つ目のポイントは当たり前かもしれませんが(笑)

内容です。

本書はドラッカーの『マネジメント』の入門書として

過不足ない仕上がりになっています。

 

働きがいを与えるには、

仕事そのものに責任をもたせなけらばならない。

そのためには、

①生産的な仕事

②フィードバック情報

③継続学習が不可欠である。

 

これを参考に、みなみは夕紀の仕事を設計していったのだった。

まず、彼女の仕事を生産的なものにした。

(中略)

次に、フィードバック情報を与えた。

(中略)

最後に、夕紀自身が学習を欠かさないように気を配った。

           (p90)

 

中略を多用したことによって、

わかりづらくなってしまっているのですが(笑)

『マネジメント』に書かれているエッセンスを

身近な具体例を使って落とし込んでくれています

 

しかも小説という形式ですので、

とっつきやすく、入門という形では十分です。

 

本の内容をいかに実践するかの手引き

そして最後です。

これが最大のポイントなのですが、

実践しやすいように書かれているというところです。

 

冒頭に書いた悩みを誰もが一度は思ったことがあるのではないでしょうか?

本の内容を実践するのは難しい…」と。

しかもそれが古典的名著といわれるものであれば尚更です。

 

ですが、この本は違います。

先ほども見たように内容を

身近な具体例に落とし込んでくれているというのもありますが、

答えを直球で表示するということをしないのです。

主人公のみなみが周りとの関わりのなかで

答えを探し出していくという形式をとっているのです。

 

本当に「顧客」とは一体「誰」なんだろう?

 

みなみは考えた。

野球部は、そもそも営利団体ではない。

取引相手や、お客さんがいるわけではない。

もちろん、試合をすればお客さんが見に来るが、

自分たちが彼らからお金をもらっているわけではない。

お金をもらわないことが、

高校野球の大前提だったりするくらいだ。

 

それでは、野球部にとっての顧客とは一体誰なのか?

それでも、球場に見にくるお客さんがそうなのか?

 

しかしそれは、やっぱり違う気がした。

野球部の定義が「野球をすること」ではないように、

野球部の顧客が「試合を見に来るお客さん」

というのも、やっぱり正しくないような気がしたのだ。

          (p36,37)

 

結構悩んでますよね〜(笑)

しかし、我々が実際に何か古典的名著を

現実に適応させようとするとき、

こういった思考回路を辿るのではないでしょうか?

その思考回路を示してくれるという点が

この本は画期的だなあと感じます。

 

 

 

以上いかがだったでしょうか?

本書には『マネジメント』の入門書というだけでなく、

学ぶべき点が沢山あると思います。

私自身、実生活に本書を適用させたらどうなるのか

というのもこのブログでこの先書いてみたいです!

もし興味を少しでも持たれた方は

ぜひ本書を手に取ってみてくださいね。

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

それでは、また!