こんにちは、シイです!
今回は新たな取り組みを始めてみたいと思います。それは中学生でもわかるように英語のあるポイントを解説することです。
私自身塾で中学生に英語を教えているので、その時に得た生徒たちからのフィードバックをもとに、できる限りわかりやすく書いてみたいと思います。できればシリーズ化したいなあ(笑)
それでは早速始めていきましょう!記念すべき第一回(?)のテーマは前置詞toとforの違いです。
以下の日本文を三文型の英語に直してみてください。ぜひ一回は自力で訳してみてくださいね。
①私の父親は私に自転車を買ってくれた。
②彼は息子にPS4をあげた。
③彼は彼女に英語を教えた。
④太郎は彼女に夜ご飯を作った。
それでは解答です。
①My father bought a bike for me.
②He gave a PS4 to his son.
③He taught English to her.
④Tarou cooked dinner for his girlfriend.
さて、全問正解できたでしょうか?前置詞のtoとfor正しく使い分けれてますか?もし間違ってしまった方は動詞をヒントにして前置詞の違いを少し考えてみてください。
わかりましたか?それでも難しいと思われる方は、もう一つヒントです(笑)動作をする相手のことを考えてみてください。(あっ、以下に正解をのせますが、少し自力で考えてみてくださいね!)
答えです!
to:相手が必要
for:相手が不要です!
以下、若干の解説を載せておきます。
買うや作るという動作自体には相手が必要ありませんよね?もし相手のことを思った上での行動だったとしてもです。一方で与えるや教えるといった動作にはその動作に直接相手が必要となります。誰も相手がいないのに教えるってただのやばいやつですよね(笑)
さて以下は少しコラム的なものになります。なぜこの違いが発生するかということに関してです。もう少し理解を深めたい方はお読みください。
実は前置詞には多くの意味があるわけではありません。一つの核心となるイメージがあってそこから訳としてたくさんの意味が出てきているのです。
toとforの核心イメージを創造しやすい例は以下のようなものです。少しみなさんも考えてみてくだいね!
⑤He went to Tokyo.(彼は東京にいった)
⑥This is the Nozomi superexpress bound for Tokyo.(これは東京行きののぞみです)
答えです!
toの核心イメージは「到達点」
forの核心イメージは「方向性」を表わしています。
どういうことでしょうか?上の例文で言えば⑤は東京に着いたということを強調しているのに対し、⑥は向かったことを強調しており着いたかどうかに関しては述べていないのです。
例えば大阪からのぞみに乗って名古屋で降りる人もいますよね。その人に対してもforは使えます。もっと怖い例で言えば東京に着く前に事故にあってしまうかもしれません。それでも向かったことは事実なのでforは使えます。一方でtoであれば安全に東京に着いているわけです。
以上で解説を終わりたいと思います。いかがだったでしょうか?少しでも違いがわかったと思っていただけたら幸いです。
できる限りの注意はしていますが、間違った内容を含んでいるかもしれません。その時はみなさま暖かく指摘していただけるようよろしくお願いします。
読んでいただきありがとうございました。それではまた!!